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地球にやさしい、ちょっとした選び方#16

 

 

地球にやさしい、ちょっとした選び方

 

 

最近、レストランやショップで耳にするようになった  “ ヴィーガン(Vegan)”。

「ベジタリアンは知っているけど、ヴィーガンとベジタリアンは何か違うの?」

疑問に思われる方も少なくありません。

今、なぜ「ヴィーガン」が注目されているのでしょうか。

 

 

 

 

ヴィーガンとは?

  

 

ヴィーガンとは、ベジタリアンの一種で、肉や魚介類だけでなく、

乳製品・卵・はちみつなどを含む、動物性の食品を口にしない「完全菜食主義」のことです。

1944年にイギリスで「ヴィーガン協会(The Vegan Society)」が創立したときに、

設立者のドナルド・ワトソンが「ヴィーガン」を命名したとされています。

 

ベジタリアンにもさまざまな種類があり、ヴィーガンは乳製品や卵も口にしないのに対して、その他のベジタリアンは乳製品や卵などを食べることもあります。

つまり、ヴィーガンは、その他のベジタリアンよりも動物性の食品を避ける傾向が強いと言えるのです。

 

さらに「食」だけではなく、衣類や日用品なども動物由来を一切使用しないモノを選ぶ人々を「エシカル ヴィーガン」と呼ぶそうです。

 

 

 

 

なぜ、ヴィーガンが増えているの?

  

 

ヴィーガンやベジタリアンになる理由には、宗教や健康などがあります。

そのほかに、動物愛護や環境保護が理由の人もいます。

 「動物愛護」が理由になっている背景には、動物実験や虐待に近い畜産動物の飼育など、人間の都合によって動物が被害にあうことを減らしたいという想いがあります。

 

特にエシカルヴィーガンと呼ばれる人たちは、動物実験がされていない日用品を選んだり、羽毛やレザーの動物性素材を避けたりすることで、動物にとってやさしい暮らし方を選択しています。

 

「環境保護」の視点では、家畜が増えることで餌になる多くの草木や、本来なら人間が食べられる穀物が飼料として消費されたり、家畜の飲用に大量の水が消費されるという、いくつかの問題があります。

これらの問題を解決する方法として、家畜を減らすことにより、地球の自然破壊や食糧危機を防ぐことができると言われています。

 

 

 

 

 

できることから、はじめよう!

  

 

ここまで、ヴィーガンは健康だけでなく、動物愛護や環境保護にもつながっていることをご紹介しました。

でも、急に食事制限をしたり、ライフスタイルを変えたりすることは難しいですよね。

大切なことは、動物や環境にやさしい暮らし方を無理なく続けることではないでしょうか。

 

例えば、動物実験がされていない商品を選んだり、動物由来を一切使用しないヴィーガン製品を選ぶことも一つの方法です。

身の回りのモノを買う時に、あなたのちょっとした選択を変えることで、地球の環境をより良い方向へ変えていく力になるはずです。

 

 

 

 

ルアモ カラーメイクアップは、ヴィーガン製品をご用意しています。

動物由来の成分や色素は使用しておりません。(パレットは、仕上げにミツロウを使用していますのでヴィーガンではありません)

ルアモは、全ての製品における動物実験を行いません。