太陽の季節も軽やかに、心地よく。
おうちで過ごす時間も、アクティブなときも。
今年も暑い夏がやってきましたね。
年間の紫外線量は、4月から少しずつ増えて、8月に最も多くなります。
リモートワークで、おうち時間が長くなっている人も増えていますが、
屋内にいるときや、ちょっとした外出のときでも、知らないうちに紫外線を浴びているので油断は禁物です。
SPFの数値は、どのように決まっているの?
日焼け止めに書かれているSPF(Sun Protection Factor)の数値。
数値が高いほど、紫外線を防ぐ効果が高いことは、なんとなく知っていますが、
数値からは、どんなことがわかるのでしょうか?
SPFの数値は、紫外線による皮膚へのダメージをどのくらい遅らせることができるかを示しています。
例えば、「SPF1」は、UV-Bを約20分間防ぐとされています。
お肌にダメージを受ける時間は、個人によって違いますが、平均では約20分前後とされています。
SPF10の場合であれば、約20分×10倍=約200分(3時間20分)の間、UV-Bがお肌に与えるダメージを遅らせてくれるのです。
PA(Protection Grade of UV-A)は、UV-Aを防ぐ効果を示しています。
PAは4段階(PA+、PA++、PA+++、PA++++)に分かれ、「+」の数が多くなるほど、UV-Aの防御効果が高くなります。
3時間以内のちょっとした外出、通勤などであれば、SPF10、PA+でも十分と言えます。
ただし、日焼け止めは、汗や洋服の摩擦でも落ちやすいため、2時間~3時間ごとに塗り直すことをおすすめします。
あなたのライフスタイルに合わせて、お肌の負担が少なく、日焼け止めの効果が丁度良いものを選びましょう。
直射光だけなく、反射する光にも注意!
私たちが浴びている紫外線は、太陽から直接届くだけでなく、壁や地面に当たって反射します。そのため、上からだけではなく、下や横からもお肌に届いています。
例えば、日傘を差していても、アスファルトに反射した光が、下からお肌に届いていることがあるのです。
地面から反射する紫外線の量は、地面の種類によって異なります。
直接、肌に受ける紫外線量を100%としたときに、紫外線の反射率は、冬の新雪で80%、砂浜では10~25%、アスファルトでは10%、と言われています。
紫外線環境保健マニュアル(環境省)より引用
薄い雲では、UV-Bの80%以上が透過してしまうので、曇りの日でも、日焼け止めを塗ったほうが安心です。
また、日傘や帽子を使うときも、日焼け止めを塗ることを忘れずに。
地面から反射している光からも、お肌を守ってあげましょう。